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福岡のうつわ屋フランジパニです に参加中!
川口さん個展2011







川口 武亮 展

〜今夜はおでん 早く帰ろう


2011年12月15日(木)〜25日(日)

11時〜19時

期間中無休

作家在店日:初日と最終日

場所:フランジパニ


華やかではないけれど、家族団らんの冬の食卓が、
豊かで温かくなるような器を思って作りました。

粉引・刷毛目・灰釉・三島に加え、耐熱の器
新しい試みの器も並びます。

ぜひ手にとってご覧ください。


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さて、いよいよ個展作品も届き始めました。

自宅での開梱、検品作業はとても楽しい時間です。

みなさまに先立ちまして一人、声を上げております^^

今年で6年連続、6回目の個展をしてくださる川口さん

全国にその名をとどろかせている有田焼
その窯元にお生れになりながら、一時期はサラリーマンをしていた
川口さん


幅広く挑戦されながらも、決してぶれない作品への思いは
ちゃんとお使いになる方々の心を捉えていますね。


今年は、どんな作品たちが登場するのでしょうか?

今日から届いた順番に、どんどんご紹介してまいりたいと
思います^^

どうぞ宜しくお願いします〜



■粉引しのぎ そば猪口
2011川口さん個展10日1







定番中の定番から始まりました。

清潔感のある粉引きの白に、しのぎの技法で現れる下土の黒い線

安定感もあって、幅広く登場する作品です。



■粉引しのぎ ビアカップ
2011川口さん個展10日22011川口さん個展10日3







寒くなってきましたね日本

こう寒くなると、冷えてしまった体をお鍋を食べて暖めたいもんです。

冷たい日に、部屋を暖めて飲む、キンキンに冷えたビールって
美味しいそうですね。

こたつに、みかんがあれば、最高だとのこと。


やっぱりキンキンじゃないといけないんでしょうね^^



■灰釉粉引 筒湯呑(グリーン・ブラウン)

2011川口さん個展10日42011川口さん個展10日5







自然の木が燃えた後の灰を使って、作られる灰釉の作品

木の種類と、窯の焚き方によって色の違いが発生します。

窯内にある空気の濃度によっても、狙った色を再現するのが
難しいとされる灰釉

その分、人の手を離れた力によって出来上がりが左右されるので
作っているご本人も楽しいとおっしゃります。


個展は、作家さんが自由に表現してもらえる一番良い機会で
このような作品がみなさんに見て頂けるのを嬉しく思います。



■片口 各種
2011川口さん個展10日6








■ぐい呑 各種
2011川口さん個展10日14







日本酒の楽しさが分ってきた

数年前、そうおっしゃっていた川口さん

今頃は窯を焚いてらっしゃるそうなので
作業場もポカポカ暖かいそうで

窯の余熱で、スルメをあぶって
なんて事はされているか、されていないか知りません(笑)



■マグカップ
2011川口さん個展10日72011川口さん個展10日8







今回届いた作品たちは、粉引きがとっても優しいです。

たっぷりかかっていて。
下土の表情や、鉄分の出方など、良い感じです♪

マット作品が多く届いておりますが
肌触りも良いんですよ。



■三島
2011川口さん個展10日92011川口さん個展10日10







象嵌(ぞうがん)技法で、作られた三島の作品たち

伝統的な素晴らしい作品なのですが
ノルディック柄に見えてしまいます。

可愛いですね〜

今の年齢で可愛いと思って使っていくと、数年後
味わい深いなって思いが変化していくかもしれませんね。

数年後に、また楽しさの山が来る
そんなモノって良いですね。


■刷毛目 飯碗
2011川口さん個展10日11







今年の日本は、色んな出来事がありました。

感受性豊かな愛すべき陶芸家さんたちは
色々な出来事の本質を、ずばっと掴まれる方が多いように思います。

ご本人が自覚していらっしゃるか、そうでないか。

しかし作品にはきっと表れていると自分は思ったりします。

刷毛目には、勢いの流れを出したい

常々そうおっしゃる川口さんの刷毛目にも
今年はいつもと違う流れになっているような気がします。



■刷毛目 3つ足まめ皿
2011川口さん個展10日12







少し乗せるのに、足が3つも付いてて贅沢♪

カラスミとかいきたいものです。



■粉引 舟型小皿
2011川口さん個展10日13







有田には、呉豆腐(ごどうふ)という有名な郷土料理があります。

くずなども入っていて、ぷるんぷるんとした見た目は
スイーツのようです。

おっとっとー と、口から近づけて
この小皿で、呉豆腐。


■灰釉粉引 5寸鉢
2011川口さん個展10日152011川口さん個展10日16







青磁?

土ものの陶器ですから、持ってみるとすぐに違いは
分るのですが
そう思うほど、この灰釉は青く発色しております。

磁器の窯元さんであったお父様の天目や青磁に
小さい頃から触れ
今でもご愛用されている川口さんならではの
作品です。

ハレのうつわではなく、ケのうつわ

日常にいつも使って欲しいとの思いが詰まった作品です。

今回のテーマ「おでん」
良いんじゃないでしょうか?
贅沢と思います。

早く帰ろうって思っちゃいますよね^^


■刷毛目 小判皿
2011川口さん個展10日172011川口さん個展10日18







今回、お皿も種類も豊富です。

このようなペタンとした小さなお皿から


■リム6寸皿(粉引・刷毛目)
2011川口さん個展10日19







リムが凛としたもの

■粉引リム9寸皿 6寸皿
2011川口さん個展10日20







■刷毛目リム8寸・7寸・6寸皿
2011川口さん個展10日21







3センチずつのサイズ違いのもの


■刷毛目 半月皿
2011川口さん個展10日22







ドンと大きな 半分のお月様や



■刷毛目 楕円7寸皿、舟型盛鉢(大)
2011川口さん個展10日232011川口さん個展10日24







深さのあるものまで


色んな種類があって、悩んでしまいます。



■鉢
2011川口さん個展10日252011川口さん個展10日26








あっつあつの 湯気で向こうが見えなくくらいの

たっぷりのおでんを召し上がれ♪

うっすらとした刷毛の具合や、鉄分の出かたなど
さりげない味がいっぱいあって
見つける度に、キュンとします。


■大皿
2011川口さん個展10日272011川口さん個展10日28







年末は家族が集まる、貴重な機会です♪

大きなお皿を囲んで、盛り上がりましょう〜



いかがでしたか?今日の川口さん作品。

それでは、また明日^^