ブログネタ
福岡のうつわ屋フランジパニです に参加中!
昨日の定休日を利用して福岡市博物館へ
行ってきました。

ずっと気になっていました

慈勝庵コレクション 茶陶と東洋陶磁名品展

へ行ってきました。
茶陶と







今月いっぱいの展示だったので
滑り込みセーフ

6000年前の陶器に施されている
色絵が、時代を感じさせないくらい水々しくて
いきなり驚かされました。

こういう展示には、慣れていないため
最初から全てのエネルギーを集中して拝見させて
もらったために

お目当ての茶道具の名品までたどり着けないくらいの
圧倒される名品ばかりでした。

一時、失伝してしまった唐三彩の馬
釉薬の流れや、馬の筋肉の盛り上がりの様が
いかにも動きそうだったり

景徳鎮や、磁洲窯のデザイン

九州の産地の蒐集も多く
薩摩焼や小岱焼などの時代物が
今の30代女性も、可愛いーと言われるようなものが多く

ぜひ、見て可愛いと思って欲しいと思いました。

古田織部の黒茶碗の、黒が
美しすぎる光沢を持ち、絵付けの斬新なデザインが
その時代にどれほど先端を走ってアバンジャルドだったか
想像すると鼓動が高まって興奮してしまいました。

展示後半に設えられた茶室には
九州の窯元を中心に集められた道具が並んでいて

お床には、千利休直筆の書がかかっており
初めてみる茶聖の筆使いに
眩暈を覚えました。

沖縄で焼かれたという棟方志功の大皿は
裸婦を描いている彫りの広さ、深さが
そのまま焼き物に残っていて

ここで、勢いをつけて
ここは、流して

などと、描かれた様子を想像することが
できました。

「ムナ」という作者を表す銘が
縁の部分に可愛く書いてあり

陶芸家は、裏に書くことが多かったり
全く銘を打たなかったりするので
そこが面白いなーと思いました。

1時間半くらいで、精神的なエネルギーを
使い果たしてしまったので
後にしましたが

うまく見られるようになれば
1日、ゆっくり拝見してみたかったです。

茶室の畳が新しく
イグサの香りって、精神回復能力があるんだなと
改めて感じれました。

日曜日までですが、オススメです♪